アベノミクスとは?アベノミクス三本の矢を分かりやすく解説


アベノミクス効果が目に見えて表れてきた。
などという言葉を耳にする機会が多くなり、実際に円安、日経平均の上昇など
様々な効果が出てきています。そもそもアベノミクスの意味が分からないと
今後どのようにして社会が変わるのか分からないので、
アベノミクスを出来るだけわかり易く解説するので覚えておきましょう。

安部首相の狙いはデフレ脱却


そもそもアベノミクスを行っている大元はここにあります。

過去10年ぐらいはデフレ(物の値段が安くなる)
消費者にとっては良いことですが、社会全体を考えると良くないのです。

物の値段が安くなると企業が良い商品をいくら生産しても
企業の利益は延びない。そのため企業で働いている人の給料も上がらない。
だから社会の消費も下がり、経済が上手く回っていかない。

ですのでデフレ脱却(インフレ)物の値段が上がり、消費者の消費、給料もあがる。
を目指してアベノミクスが行われているので。

このアベノミクスで重要になってくるのが三本の矢

アベノミクス 公共事業


公共事業を国が依頼をする事です。
公共事業とは街に橋を作ったり、道路を作ったり、人間が住みやすいように整備すること。

工事を行う事業者さんに国が仕事を依頼する事によって
事業者は人を雇うので雇用が増え、仕事が多くなるので給料が増える。
そして給料をもらって消費をする人が多くなるので、経済が回りだす。

アベノミクス 金融緩和


金融緩和とは日本で唯一お金を刷っている中央銀行の日本銀行に対して、
もっとお札を刷って国内に現金を行き渡らせてほしい。と伝える事。

国が借金を抱えているという問題をよく聞きます。国は国債を発行して
地方銀行や個人に国債を買ってもらい、借金をしていました。
しかしアベノミクスでは今まで国債を買ってもらっていた銀行から国債を買い戻したのです。
そして大量の現金が銀行に行くようになります。

銀行はお金を持っているだけでは商売になりません。
お金を融資し、融資した分の利率で成り立っています。
ですが今まで銀行は多くの国債は持っていたけれど、現金は持っていませんでした。
だから小さな会社にはお金を融資してくれなかったり、
個人への融資は行ってくれませんでした。

しかし今回のアベノミクスで国債を国が買いもどした事によって銀行に多くの
現金が入り、企業への融資も積極的に行われるようになってきているのです。

企業は融資してもらったお金で設備を充実させたり、新しい技術開発を行う事が出来ます。

アベノミクス 成長戦略


実はこの部分が重要で、これからの課題となり、アベノミクスが成功か失敗かの分かれ道。
企業には様々なルールがあり、そのルールに従って経営を行っています。
例えば企業が支払う税金の仕組みであったり、雇用の方法であったり。
企業の発展には邪魔になっているルールも沢山あります。

そこで企業や学者など世の中の偉い人達が集まって試行錯誤をして
このルール変更などを行う会議が行われています。
そして6月まで成長戦略をまとめる。

アベノミクスは大きな賭けの戦略


上で紹介した三本の矢を基本にアベノミクスは実行されています。
株価が上昇し、円安を脱却しかかっている。目に見えて結果が出ています。
これは国民にとっても嬉しい事ですし、前向きな気持ちになります。
しかしアベノミクスは大きな賭けという事も頭の片隅に入れておいて下さい。

公共事業を国が発注する。お札を沢山刷る。国債を買いもどす。
というのは国が借金をして行っているのです。

今までは日本国内の方達に国債を発行し、買ってもらう事で、
国が国民からお金を借りて借金を作ってきました。
しかし今回のアベノミクスでは国がどうやってお金を作るのか?
それは海外の方達に国債を買ってもらうという方法です。
今までも海外の方達へ国債は発行していましたが、今までよりも多く発行するのです。

日本国内で国債を発行している分には国債の値段が多少下がっても、
国にお金を貸して日本を応援しようという気持ちになりますが、
海外の投資家の場合だとどうでしょうか?

日本は駄目だな。と思われると直ぐに国債を売ってしまいますよね。
すると国債の価値がどんどん下がり、国債の値段が下がっていきます。

ですので今回のアベノミクスでは絶対に公共事業を成功させ、公共事業を請け負った
会社からの税収アップ。消費者の給料が上がり、税収アップ。
消費者の物の消費が上がり、税収アップ。

を達成しないと日本は本当に危ない所まで行くのです。

今回のアベノミクスは今までに前例がないぐらいの革命です。
批判する人、賛成する人、新聞、テレビの報道。

様々な人の意見を参考にしながら自分で考え、これからどう生きていくのか、
どのようにお金を使っていくのかを個人で考える必要があります。
今回の株価上昇で儲かった!と浮かれるだけではなく、
儲かったお金を銀行に預けるのか、海外のメガバンクに預けるのか、
更に資産運用をするか。など将来を見据えて計画を立てる必要があります。

私の個人的な意見としては、今回のアベノミクスは賛成。というか好きです。
誰だって勝負しないといけない時がある。見てみぬふりをして、
今までの生活を続けるよりも、本気で勝負をして良い未来を作ろうとする姿勢は素晴らしい。

但し、我々国民も何らかの勝負を行う必要があると感じています。
企業が成長し、給料が実際に上がるには1~3年は必要。
その時には物価が上昇し、給料が上がっても消費が増えないという可能性はある。
個人で資産運用や、別の収入源の確保、会社の給料以外での副業。
など様々な挑戦を行っていかないと、格差社会に取り残され、病院にも行けなくなってしまう。
という可能性は十分に考えられます。TPPの参加によって海外からの雇用が多くなり、
技術を持っていない人は会社から追いやられてしまう可能性だってあります。
私たち国民一人一人がしっかりと考え、行動する事が重要になってくるのが
今回のアベノミクスであると私は思うのです。

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