吉野家の500円低価格ピザにあまり魅力を感じないのは何故か?


吉野家が500円という低価格でピザを提供するニュースが話題になっていますが、
ネットでの反応はイマイチという感じ。
私も特に魅力を感じません。でもピザの需要は日本にはあると思います。
なぜピザ屋さんの定番が日本に定着しないのか?
少し考えてみたいと思います。

ピザは食べる前から味が分かっている


日本人はずっと日本食で育ってきました。
日本食は味がとても繊細で、実際に食べてみないと味が分かりません。
味噌汁ひとつにしても場所や家庭によって味が大きく異なります。

外食に出かけてメニューを開き、和食メニューの中から1つを選択するのは苦戦しますが、
洋食メニューだとすんなりと決まります。

洋食メニューだとハンバーグ・ピザ・グラタン・ステーキ。
と写真を見ただけで大よその味が口の中に想像出来ます。
後は食べたい物を選択するだけ。

和食の場合は~定食、~ご膳。
なんて名前が付いたメニューはもう迷いまくりです。
品数が多いというのもありますし、口の中で単純にメニューを再現出来ないのです。

ピザはどのお店で食べるにしても味が想像出来てしまいます。

冷凍ピザが美味しく安くなりすぎた


今の冷凍ピザは本当に美味しくて、大きい。そして値段も安い。
自宅でピザが食べたいと思えばスーパーに足を運び、
冷凍ピザを自宅のレンジで温める人が多いのではないでしょうか?

昔は宅配ピザが家のイベントとなっていましたが、やはり値段があまりにも高い。

しかし宅配ピザはやはり美味しいのです。

値段とのバランスを考えた結果、味の妥協はするけれど、
そこまで大きな差はない冷凍ピアが今最も売れているのだと思います。
自宅でチーズを冷凍ピザに乗せれば宅配ピザにも負けないゴージャスさに。

そんな冷凍ピザが手軽に食べれる時代に吉野家に行ってピザを注文するか?
恐らくしないと思います。だけどピザは日本でも大人気。
カラオケ・ファミレスでも定番メニューです。
吉野家に行く時はやはり牛丼が食べたいと思って行く人がこの先も変わらないように思います。

ミスタードーナッツ感覚だと売れる?


ミスタードーナッツやマクドナルドは1年に何度かは食べたくなります。
味が最初から想像出来ても食べたくなる。

ピザが日本に定着するには駅前のチェーン店が必須だと思います。
しかもお持ち帰りが手軽に行なえ、お店でも食べる事が出来る。
まさにミスタードーナッツのような感覚。
お父さんが仕事から帰ってくる時にお土産としてピザを買う。
学校の帰りにコロッケを買うように学生がピザを買う。

手軽で少しお腹がふくれて、更に低価格。
これが理想ではないでしょうか?

でもピザと言えばお酒ですよね。店内でお酒を飲めるようにしてしまうと、
お子さんが入りにくいお店になってしまいます。
でも大人のお客を呼ぼうとするとお酒は必須。

このバランスが凄く難しいように思います。

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