ゲリラ豪雨の原因は東京の海沿いに立ち並ぶビル群と動かない積乱雲


ゲリラ豪雨という言葉なんて昔は存在しなかったのですが、
最近は毎年聞くようになりました。
林修さんが出演している番組でゲリラ豪雨の原因を紹介し、
あまりにも納得してしまったのでご紹介します。

積乱雲は昔もあったが移動していたので夕立だった



夏になるとよく目にするのが入道雲です。
都会でも遠くの方に入道雲が出来ているから今日は夕立があるかも。
このように判断していました。

山にキャンプに行った事がある方なら分かるかと思いますが、
結構近くに入道雲が発生し、みるみるうちに空が真っ暗になり、
すごい量の雨が大量に降ってまた快晴になります。

これが積乱雲なのですが、普通、積乱雲は海で発生し、
山にぶつかり、少し分散して都会の方へ風に乗って流れていきます。

ですので都会で降る雨は雲が分散しているので、
温度を下げてくれる夕立程度の雨でした。

積乱雲は上昇気流によって発生されます。

東京のゲリラ豪雨は海沿いのビル群が作る積乱雲



ヒートアイランド現象という言葉を聞いた事があるかと思いますが、
室内の空気を冷やすためにエアコンを使い、外には熱風が出ます。
そしてアスファルトは黒く熱を吸収し、東京の温度はどんどん上昇していきます。
少し前までは都会は暑いという被害だけでしたが、
最近になって現れたゲリラ豪雨の被害。

これは現在の東京を見てみれば分かるのですが、
新宿・港区・渋谷・お台場・など東京湾に近い場所に高層マンションや施設が立ち並びました。
するとこれらのビル群が海から吹いてくる風の壁になるわけです。
そして都会の気温はかなり高音になっています。
東京のビル群に当たった海風は上昇し、東京にたまった熱がその上昇に合わせて一気に上へ駆け上ります。すると普通は平野部では発生しない積乱雲が完成するのです。

出来たてで凄まじい威力を持った積乱雲が東京の真上で完成してしまう。

そして海からの風は常にビル群にあたり、地上の熱も上に上がり続け、
その積乱雲が動かない状態になってしまうのです。
ですので、バケツをひっくり返したような雨が1時間以上降り続き、
道路が川のようになったり、地下に雨が大量に流れて被害が出てしまう。

これが東京で現状起こっているゲリラ豪雨問題です。
熱くなりすぎた空気と海沿いのビル群が作り出す上昇気流。
海風が綺麗に分散する仕組み、地上が暑くなり過ぎない仕組みの対策が早急に必要な状態。

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