友達や恋人との出会いは偶然ではなく自分自身のDNAが選んでいるなら環境は自分自身の力で変えられる


人との出会いは偶然ではなく必然って思う事が多々ありますが、あながち間違っていないとい研究結果が発表された。

友人は四番目の従兄弟とほぼ同じDNAを持っている



衝撃的な研究結果の記事がexiteニュースに掲載された。


記事の一部を引用させて頂きながら日常で起こる不思議な出会いをご紹介。

遺伝子医学および政治学を専門にするカリフォルニア大学のジェームズ·ファウラー教授と、社会学の専門家であるエール大学のニコラス・クリスタキス教授は、マサチューセッツ州の小さな町にあるフラミンガム研究所が1948年より集めてきたデータを解析し、友人と呼ばれる関係で結ばれた人々は驚くほどDNA構造が似ていることを発見した。

世界には様々な人がいますが、
友人との関係がDNAと大きく関わっているという事を研究している方がいるという事実に衝撃を受けました。人間の探究心は実に面白い。

「友人とは見知らぬ他人と比べて、約0.1パーセント以上多くのDNAを共有している」というのだ。これは、4番目の従兄弟とほぼ同じDNA構造を持つことを意味している。

DNAでの0.1%というのはかなり大きな数字です。
従兄弟とは何処か自分と似ていると感じるのは血がつながっているので当然なのですが、仲の良い友人ともDNAが似ているのには驚きます。
でも私がこの研究結果で思うのは、出会いをDNAが選択しているのではなく、この人と仲良くなるか?恋人になるか?という選択をDNAが行っているのでは?と思います。

街ひとつを研究所にしてしまった壮大なプロジェクト



この調査結果に高い信頼性がおけるわけには「フラミンガム研究所」について知る必要がある。同研究所は1948年、当時アメリカの国民病と言われた「心血管疾患」の研究のために国をあげて設立された機関であり、今なお続いている国をあげた壮大なプロジェクトだ。

まるで映画のような話ですが、実際にこのような街が存在する事を初めて知った。スピルバーグがプロヂューサーとして加わったスーパーエイトという作品のようなワクワク感を感じてしまった。世の中には知らない事の方が多いと言われるが、正に今回の記事はそのうちの1つ。

もし自分がその街に住んでいたらちょっと嫌なのかもしれない。当然DNA鑑定のための採血だってあるだろうし、生活スタイルを監視されているかもしれない。当人達の知らない研究が他に行われている可能性だってある。実際にはそのような事はないと思うが、正に映画のような世界を想像してしまう。

人類の進化に大きく関係している友人


近い友人ほど、嗅覚の部分で遺伝子構造が非常に似ているということだ。
これは、友情こそが人類の進化において大きな役割を果たしている可能性があるということを示しているそうだ。

これは凄く分かる気がします。人類の進化になると友人というコミュニティーは少し狭いですが、例えば学校の教室であったり、会社の部署のようなコミュニティーになると壮大な話に膨らんでくる。同じ学校のはずなのに1つのクラスではイジメがあったり、授業中に遊ぶ生徒が多かったりする。別のクラスでは全く問題なく、授業中も静かでイジメなんて全く存在しない。
会社の部署に至っても同じ。同じ会社のはずなのに1つの部署は成績が悪く、能率が悪い。何が違うのか正直分からないですが、私の感覚的にはそこに存在する空気みたいな物です。人間は本能的にイジメをする性質があり、サボりたいという性質がある。当然駄目って頭では誰もが分かっています。そこの場所に流れている空気によって人間は左右されやすい。
図書館に行けば勉強が捗るのは、図書館の中に流れている勉強を誰もが頑張ろうとしている空気、エネルギーが存在するからだと思います。
だけど今回の研究結果のようにDNAが大きく関係しているとしたら?
あなたが働いている部署の成績が悪かったり、教室にイジメが存在していたら?
話は変わってきますよね。それはあなた自身のDNAが選んでいて、生まれ持った性質。
人間の進化でいうと、もし地球が滅びる危険が発生した時に生き残れる人と、生き残れない人はDNAで決まってくるという事になります。

人類滅亡の危機に遭遇したらあなたは生き残れる?



友人関係を含む様々な人間関係が、極めて似た遺伝子構造を持つ人の集合体であるということは、ある集団でランダムに選んだ1人がインフルエンザに感染したとすれば、その友人、そしてまたその友人に感染していく確率は見知らぬ人よりも高いことになる。これを社会ネットワークに当てはめることで、伝染病の発生に対し、より迅速な警告を出すことができるようになるのだ。これは、実際に2009年の3月に発生した新型インフルエンザの発生の際に、医療機関より16日もはやく警告を出すことに成功している。
何と実際に既に活用されているようだ。確かにインフルエンザなどの病気の場合はDNAが大きく関係しているように思う。これも先ほどの学校のクラスに例えると解りやすいが、同じ学校のはずなのに、1つのクラスでは学級閉鎖となり、1つのクラスではインフルエンザとは無縁のような状態になっている。ちょっと待った。もしこれが本当だとしたら、最初の方に記載した私が思う仲良くなるかどうかをDNAが判断しているという事は自分で良いように解釈した結果となってしまうのか?という事は最初から自分自身のDNAが入るコミュニティーを選択しているのか?しかし、学校のクラスは先生が決めるし、自分でどうにか出来る問題ではない。

ファウラー教授は、「友人関係を広げた社会ネットワークにおいて、伝染病などの細菌だけでなく、習慣や情報、流行などがどう伝わって行くか予想することができます。これは、SNSと同じような拡散の仕方といえるでしょう。つまり、影響力のある人物(友人の多い人)を探すことが重要になってくるのです」と語った。

もし本当にDNAが関係しているなら、SNSの繋がりも自分自身で制御をしていないのだろうか?マヤの予言が題材となった映画2012を見るとちょっと分かるような気もする。主人公は大金持ちの運転手の仕事をしていたから最終的にはなんとか人類滅亡の危機を脱し、生き延びる事が可能となった。しかも家族全員が無事。今回のDNAが友人や恋人を選択しているという事が事実なのであれば、私個人的に思うのは、人類滅亡のような特殊なケースでそれは発揮されるように思う。というかそうでないとこの先生きるのが辛くなる。

だけどこういう話は嫌いではない。というかむしろ好きな方です。
現実世界はある程度の事が予測出来ます。明日仕事に行ってする事。学校に行って友達と話す自分。面白くもないのに作り笑いでその場を上手くやり過ごしている自分。
でも自分のコミュニティーが実はDNAが選択しているとしたら、現状は嫌だと思っているクラスや部署であっても、そこに集まっている人達は自分と似たDNAを持ち、多少自分が大きく動いても実は共感してくれるのかもしれない。今日から頑張ってウチの部署の成績上げてみない?とか、イジメってなんかダサくない?という空気を自分自身で作ってしまえるのかもしれない。

環境はDNAで選ばれているのかもしれないけど、その環境を自分自身で変えてしまう事は可能なんだと思います。

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