中島みゆきの空と君のあいだには犬の目線で描いた歌詞だったそうです


安達祐実さんが主演だった「家なき子」は当時かなりの反響があり、クレームも多かったそうだ。私と同じ30代の方は凄く懐かしく感じるドラマだと思いますが、その主題歌になっていた中島みゆきさんの「空と君のあいだに」は本当に名曲。凄く良い曲ではあるのですが、私は20年間ずっと空と君とのあいだっていう印象的なフレーズは、空は凄く近くに感じるけれど、手を伸ばしても絶対に触れる事が出来ない。主人公がお金持ちに憧れるけれど、絶対に届かない壁がある。そんな事を表現しているのかな?ってずっと思っていましたが、実は違った。


SONGSで始めて語られた詩の意味


NHKで放送されている音楽番組「SONGS」にて中島みゆきさんが登場し、ラジオ形式のナレーションで中島さんは登場。様々なエピーソードが語られていましたが、印象的だったのが、主題歌を以来される時にNHKは資料が凄く多いということ。ちなみにNHKで放送され、大人気だったプロジェクトXは資料を見た時に知っている人の名前がなく、有名な人が誰も出ていない。3ヶ月もつだろうか?と中島さんは心配したそうです。

NHKは番組を制作する前にしっかりと細かな部分まで構成が決まっていて、出演者やあらすじなど全てが予め作られている。その資料に目を通して中島さんは曲制作をするそうだが、「家なき子」の場合はNHKとは逆で全く設定資料が無かったそうです。

唯一決まっていたのが

・カレーのCMに出ている安達祐実が主演
・犬が登場する

この二点だけを伝えられ、中島さんは作曲。

そこで出来上がったのが、「空と君とのあだいに」

私と同じように結構深くまで話を掘り下げ、詩の内容を考えていた人も多いかと思いますが、確かに犬の目線で詩を読んでいくと完璧に当てはまります。ちなみに中島みゆきさんが解説していた内容としては、空と君とのあいだに空がある。つまり犬の目線からは君とのあいだに空が入っているのです。長年のもやもやが解消して凄くスッキリした気分になりました。

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