好きなことで生きる事を提案したYouTubeは日本人を少しだけ変化させた


今年もいよいよ残りあと1日となり、仕事で忙しい人、お掃除で忙しい人、やる気が出なくて掃除をまだしていない人。様々かと思います。私は午後からちょっと掃除しようかな?と何ともダラっとした感じで過ごしております。今年最後のブログは何を書こうかな?と考えてネットをフラフラしていたら産経ニュースにちょっと面白い記事があったのでそれをテーマに今年は締めくくりたいと思います。

他人からの目線を凄く気にする


産経に掲載されていた「気付いたら会社辞めてた」っていう記事がなかなか面白い。去年から表舞台にも登場する事が多くなった人気ユーチューバー。小学生が結構な再生数を集めているケースも今や全く珍しくない。

世の中には流れというのが常に存在しているが、流れを上手く予想出来る人は成功する。これはいつの時代も変わらない。だけど流れに乗ろうと思うと、一旦流れから飛び出し、違う枝分かれの方へと先に進む必要がある。

川の上流は少しの水の流れだが、細い水の流れが徐々に集まり、大きな川へとなって海へと流れていく。

外国人と頻繁に接する人や、友達に外国の人がいる方は分かると思うが、他の国の人は結構なんでもやってみるという人が多い。先の事を考えるよりも今を大切にしている。そして自分の気持ちに強烈に正直で、他人の目よりも自分が大切。アメリカの方は特にその印象が強い。

日本の学校教育の影響も大きいと思うが、国民性なのかもしれない。島国というのも大きく関係しているのか?皆と同じだと安心する。日本は学校の制服も全国的によく似ているし、詰襟からブレザーへの変化も凄く早かった。自分がそう思っているからではなく、世の中の大多数がそう思っているからそっちが良い。

AKB48や、ジャニーズを見ていても衣装が揃っているから可愛くみえるし、なんだか安心する。ところが海外のアイドルは衣装がバラバラであり、とにかくメンバーひとり一人が目立とうと頑張り、それぞれの個性を存分に出しきっている。これだけアイドルグループが多く、AKBのような大人数が成立しているのは日本人の相手を思いやる気持ちであったり、控えめな性格だからこそ。そして日本人に受け入れられるのもやはり控えめで優しそうな人。個人的に日本の文化はやはり素晴らしいと思うのです。しかし世界に目を向けた時、今後の日本を考えるとこのままではちょっと難しい。

今の日本があるのは終戦後に一致団結し、頑張ってくれた世代の方たちがあってこそ。団塊の世代の方達ぐらいまでだろうか。それ以降の世代は特に団結力は持っていないような気がします。

日本人だって個性はありますし、常にみんな同じが良いと思って生きていませんよね。世界的に見ると凄く団結力があるし、駅でもきちっと並んで素晴らしいと絶賛されていますが、実はこれは1964年のオリンピックで生まれた文化です。

それまでは日本も街中でゴミを平気で捨てていたし、電車も並ばない。更には道端でタンを吐くのも常識であり、タバコのポイ捨ても当たり前。しかしオリンピックの開催で世界から注目されるという事で一気に変わったのです。駅にはタンツボという物が設置され「ここでタンは吐きましょうね」という今から考えると何とも方向違いな対処方法ですが、日本中が変わっていきました。洋食を食べるためのフォークとナイフの使い方教室なんてのもあったそうです。私は30代なので産まれていないのですが、当時の日本の変化を調べるとかなり面白いですよ。

他人から見られているとちゃんとしなきゃ、っていう意識が私達は凄く強い。

好きなことで生きて行くのは難しいけど楽しい



私は25歳までは普通に働き、普通に生活していましたが、26歳で自分で稼ぎ、好きな事をして生きるという道を選択しました。最初は自分でもビックリするぐらいに順調に進んだのですが、やはり人生そんなに甘くなく、何度も「ちょっと無理かも」って思った事があります。世の中には凄い人が沢山いる。そして最も大変なのが、全てが自分の責任になるということ。

自分で好きなことをして生きて行くという事は誰のせいにも出来ないという事です。

言い訳が出来ないのです。会社に務めていると世の中、上司、会社、様々な場所へと不満を抱き、愚痴をこぼして自分の気持ちを開放する事が出来るのですが、自分で全てやると決めた生き方を選んでしまうと、世の中のせい、社会、親、など誰かのせいするという気持ちの開放が出来ません。むしろ誰かのせいにしないと生きるのが辛い性格の人が「好きな事をして生きる」という選択をすると失敗します。

そして今回の産経に掲載されていたユーチューバーの話。

小学生に動画投稿をしたいと考える子が増え、若い世代にはヒカキンなどのようにユーチューバーとして好きな事をして生計を立てたいと夢見る人が増えている。これは個人的には凄く良いことじゃないかな?と思うのです。小学生が動画投稿をするとなると親は心配ですし、ある程度の管理をする必要があると思うのですが、小さい時にサラリーマン以外の仕事を目指してもいいんだ。という今までの日本人からは外れた考え方が持てるという事が良い。

日本人にも凄い人達は沢山いますが、エンタメ系や芸術関係にはまだまだ少ない。スポーツ選手、最近では錦織圭さんが大活躍し、テニスをはじめた子供たちも沢山いるでしょう。

活躍する人が多くなると目指す人はもっと多くなる。目指したからといって全員がなれるわけではないですが、もっと本気で夢を追いかけていいんだよ。という風潮が日本には少なくなってきている。

これだけ活躍するユーチューバーが増えると金銭的な面で憧れる人もいるだろうし、好きな事をして生きているという事に憧れる人もいる。当たり前に大学に行き、当たり前に就職をしなくても道はある。という流れが少し出来たということが日本にとって大きいと思うのです。全く何もしないで自分から諦めた時は後悔が残りますが、挑戦して失敗したとしても経験になるのです。もちろん挑戦して大きく後悔する事もありますが、何もしないと経験すら出来ない。

生きるって本当に大変だけど実は凄く自由なんだよって言える大人が少ない。

自由の変わりに安定はなくなる



私も好きな事をして生きていますが、決して楽ではないし、悠々自適でもない。ただ会社には属していないので、どんなに多くの事業をしてもいいし、好きに時間は使っていいという自由がある。個人で1つだけの仕事をしているという人の方が逆に珍しい。私も3つほどの仕事をしている。というか1つだけだと生活出来ないのが現実。自分が好きな事をお金につなげるってやはり簡単ではないのです。安定なんて絶対にあり得ないし、むしろ私は安定しているっていう保証があると頑張れないタイプです。

将来お金持ちになりたい。好きな事をして生きたいって考えて夢を追うのはいいですが、将来は結婚して子供を作って安定した生活がしたいという気持ちの方が夢を追う気持ちを上回っている人は夢を追う道は進まない方がいい。

自分では止められない情熱があれば恐らく周りも止めることはありません。人を好きになるのと同じです。夢を追うのだって年齢は関係ないし、周りなんて関係ないのです。但し周りの理解は絶対に必要になります。そして社会への参加も絶対に必要です。自由に生きるのと好き勝手に生きるのは違います。

勤労・納税・子供に教育を受けさせるという三大義務を放棄して夢を追うのは違います。

「気付いたら会社辞めてた」っていう記事は勤労の手段はラリーマン以外にもいくらでもお金の稼ぎ方はあるという視野の広げ方に役立つと思うのです。

収入が少ないから実家に少しお金を入れて生活するという方法や30歳までは収入が少なければ国民年金を免除してもらう事が可能だったり、生きて行くには様々な手段があります。実家に住むには家族の理解も必要でしょうし、それだけのやる気を見せる必要があります。国民年金の免除をするには役所にいって手続きを行う必要があります。

誰の理解も得ず、社会のルールを無視して夢を追うのは筋違いですが、逆に言えば周りの理解を得て、社会のルールから外れてなければ後はどんな生き方をしたっていいのです。人を騙したり、傷つけたり、っていうのは当然だめですが、例えばの話、路上でピエロの姿をした大道芸人がいますよね。実際の収入は少ないでしょうが、人を笑顔にする素晴らしいお金の稼ぎ方だと思うのです。世間の常識から見ればちょっと外れた生き方なのかもしれません。だけど本人が好きでやっていて少なからずとも会社に頼らず自分の技術と力でお金を稼いでいる。

そろそろ2014年最後の記事を締めたいと思うのですが、実はつい最近、親戚の方が亡くなってしまいました。改めて人間の儚さと力強さを痛感したのです。その時はいつ自分に来るか誰にも分からない。もっと本気で自分と勝負をして生きて、もっと今を全力で生きたいと改めて思った2014年の締めくくりでした。今年も沢山の方にブログへ足を運んで頂けました。夏頃よりアクセスが落ちてしまったのですが、それでも1,788,395人の方にお越しいただけました。来年もちょっと役立つ情報だったり、ほっとする話だったり、へーって思うような情報を掲載していこうと思います。今年1年もありがとうございました。

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