ターミネーターのサイバーダイン社と人工知能のサイバーダインは偶然の一致なのだろうか?


今朝のモーニングサテライトを見ていたら、羽田空港に人工知能を搭載したロボットが導入のニュースが流れていた。サイバーダインという会社が作った物だが、この社名に凄く引っかかりを感じた。どこかで聞いた事がある名前。ターミネーターです!映画では近未来に起こるスカイネットとの戦いを阻止する事が主軸になっていますが、その根源の人工知能やロボットを創りだした会社がサイバーダインという会社名で映画中に登場するのです。気になったのでターミネーターから社名を取ったのか?これから人工知能はどう進化するのか考察してみました。

サイバーダインという名前は偶然の一致?


羽田空港に導入されるのは、主にお掃除ロボットと、荷物運び、そして人間の体を補助し、重たい荷物を持ち上げる手助けをしてくれるロボット。初期段階は10台未満で運用し、それぞれのロボットに係員が付いて見守っているそうだ。軌道に乗れば台数を増やしてそのうち全て人工知能に任せるとのこと。今までのロボットニュースとは全く違うのが、全て人工知能AIを搭載しているということだ。

正にターミネーターの初期のような話。

どうやら実際のサイバーダインは日本の企業で、2004年に筑波大学の山海嘉之さんによって設立された会社。そして2014年にマザーズに上場。

今考えると何かのテレビで特集が組まれていたのを見た覚えがある。介護補助ロボットだったり、将来の人間とロボットの関係性を紐解く密着型番組だった気がする。

それにしてもサイバーダインっていう社名が凄く気になる。社長がターミネーターの大ファンだったのか、それとも偶然同じ名前になったのか。

サイバーダインという社名を何故こんなに強烈に覚えていたかというと、USJにあるターミネーターが大きく関係している。長時間並ぶ間にずっとサイバーダイン社のロゴマークが流れ、何度見ても面白いお姉さんの会社の説明と、「どこから来ましたか??」っていう定番の質問が凄く印象深い。

ここまで来ると真相が知りたくなるので、ネットで調べまくった結果、過去にターミネーター4の監督と対談した事があり、社名の真相は、

偶然の一致だそうです。

社長の研究分野のサイバニクスと力を意味するダインを組み合わせた社名だそうです。

人工知能との戦いはもう既に始まっている


で、更に色々と調べていくと思い出しました。HALという名前のロボットスーツを開発された方でした。その時の特集を私はテレビで見ていたのです。HALという名前も、ん?ってちょっとなりますが、社長のインタビューの受け答えや、ロボットを使っての社会貢献という意思が凄く伝わってくる内容の番組でした。その時はまだ上場してなく、凄く小さな開発チームという感じでしたが、2014年に上場していたのですね。ビックリです。

正にターミネーターの初期段階と同じような事が世界中で起こり始めています。ロボットを作って生活をより豊かにという考えは凄く理解出来るし、何と言ってもワクワクします。だけど、人工知能の技術が既に確率しつつあり、人間を飛び越える日は予想よりも遥かに早くやってくると思います。

2045年がシンギュラリティ(特異点)と言われていますが、個人的にはそれより10年ぐらい早く来るのでは?と思います。そもそもこの計算はコンピューターが行った物ですし、人工知能がどのように学習し、どのように動いていくかはまだ未知数。

昨日もGoogleの研究チームが行った人工知能の実験で、人間が「道徳的になりなさい」って言ったら、「人間らしくなれ」って人工知能に怒られたというニュースが話題になりました。機械が自己学習の段階にあり、怒る事さえあると実証した実験だったようです。

もう既にこの段階まで来ていて、自己学習が可能になっているのであれば、人間なんてあっという間に追い越されてしまいます。24時間休まず、常に学習し続け、常にチップ性能は上がり続ける。ソフトバンクが発表したPepperが一般発売になった時なんてあっという間に売り切れ、7月には追加で更に1000台発売されるぐらいに需要が高い。

Pepperにしても自己学習が未知数ですから凄い可能性を秘めていると思います。お店や各家庭に設置されたPepperは常にネット接続され、クラウド上に集められたそれぞれの家庭の人の特徴や、会話の特徴などをPepper同士が共有し、家庭に普及すればするほどクラウド上の情報量が多くなり、出来る会話や動作も増えていくのです。計算上ではある程度の事は想定出来るが、実際にPepperがどのように学習し、感情がどう動くか?なんてのは未知数です。

私が生きている間に映画A.I.の世界が来ているかもしれない


現在、私は30代前半ですが、スピルバーグ監督の映画「A.I.」が2001年に公開。その当時は正にファンタジー的に受け止めていたのですが、14年の時が過ぎて「スティーブン・スピルバーグって本当に凄い!!」って感動しています。

少しネタバレをすると、人間と見た目は全く変わらない少年が実はロボットで、その少年のロボットが本当の子供と同じように自分も愛してほしいと願う物語。既に各家庭にロボットは普及し、家事などはロボットが行うのがあたりまえ。世界にはロボットが溢れ、人工知能を持ったロボット達は捨てられる前に自ら逃げまわるのです。最新のロボット少年は見た目が人間の子供と全く同じなので、自分が本当はロボットではなく、普通の人間ではないのか?という疑問に目覚め、物語は一気に加速していきます。そして自分が本当に愛される事を願って少年が辿り着く場所は、正にファンタジーとリアルを掛け合わせた場所。私は凄く大好きな映画で、終わり方も凄く上手い。

現在はロボットが各家庭に普及する段階に突入し、人工知能という未知の世界に足を踏み入れた状態。よくもまーこんなにテクノロジーが進化する時代に偶然生まれたもんだ。と自分を少し褒めてあげたくなります。いよいよ本格的に動き出したロボット産業、皆さんは楽しみですか?私は、不安もありますが、未知の世界なので凄く楽しみです。

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