結婚式場で働いていた時に目撃した衝撃的な披露宴と盛り上がる余興


私は結婚式場で働いていた経験があります。
友人代表スピーチの記事が多くの方に読んで頂いているようで、
大変嬉しく思っています。普通の人よりは多くの披露宴を見てきているので、
結婚式については詳しいかな?と思います。
そこで今回は結婚式場で働いていた時に私が目撃した衝撃的な披露宴を
いくつかピックアップしてご紹介します。
プライバシーな事が多いので、会場などは掲載出来ませんが、
実際にドラマのような披露宴があるのか?という目線で楽しんで頂ければ幸いです。
合わせて結婚式の披露宴で盛り上がる余興もご紹介。

ドラマのような披露宴はすごく少ないが存在する


ドラマなどで花嫁を昔の彼氏が奪いにくる。なんて演出があったり、
新郎新婦が披露宴の途中で大喧嘩をして中断する。
なんて事が起こりますよね。
実際に本当にそんな結婚式が存在するのか?


私は500件ほどの披露宴を見てきましたが、
割合で言うと、そういった強烈な披露宴は100のうちの1つです。
ですが100の披露宴のうち1つは強烈な披露宴が存在します。
ちょっとしたハプニング程度であればもっと多くなりますけど、
ハプニングって披露宴には大体つき物ですからね。

結婚式の全てを取り仕切るウェディングプランナーの仕事だと新郎新婦の関係を深くしれたり、一緒に披露宴を作っていく仕事ですので、もっと深い事情が分かるのですが、
私はプランナーではなく、あくまでも披露宴会場での仕事でしたので、
実は強烈な新郎新婦ってもっと多いのかもしれません。

それでは実際に私が見た衝撃的な披露宴をいくつか紹介します。

① 披露宴に出席した友人が悪ノリで全てが台無し


披露宴は結婚式が終わって三十分後ぐらいに始まるのが一般的です。
式場と披露宴会場が別の場合はもっと間が空きますが、
多くの式場は披露宴会場も隣接している場合が多いですよね。
つまり結婚式や披露宴って優雅に見えますが、
裏ではタイムスケジュールで細かく管理され、
結構バタバタしています。ホテルの仕事と同じような感じですかね。

披露宴は二時間半が一般的です。

この二時間半の中で出席者に食事を優雅に楽しんでもらい、
新郎新婦のお色直しや、ケーキカットなどを楽しんでもらう必要があります。

私が見た衝撃的な披露宴はこのタムスケジュールをぶち壊し、
新郎新婦も出席者もドン引きするような1人の友人招いたがために起こった悲劇です。


披露宴開始から1時間半ほどまでは滞り無く進み、
会場にいる人達の表情も和やかでした。
最後のお色直しとなり、
披露宴の中でも大きなイベントのキャンドルサービスで事件は起こります。

披露宴に参加した事がある方なら分かるかと思いますが、
会場の中は新婦側と新郎側で来席者の座る位置が分かれています。
キャンドルサービスをする時も普通は新婦側の来席者のテーブルから火を灯していき、
後半に新郎側へと移っていきます。

そして新郎新婦が座るテーブルの前が友人や会社関係者となり、
親族の方は会場の後方となります。

つまり新郎の友人が座っているテーブルに1番最後に火を灯すわけです。

披露宴が始まってから時間も経過しているので、当然お酒も皆さん呑まれています。
20代前半の若い方の結婚式だったので、
お酒を飲むペースが友人も分からなかったのでしょう。
やたらとそこのテーブルだけ騒がしいのです。
新郎新婦が一番最後の友人のテーブルにキャンドルを灯しに行きました。

どうなったと思いますか?

1人の男性が上半身裸になり、
自分のおヘソの上にキャンドルを乗せ、
そこに火を灯すように要求したのです。
そしてキャンドルを灯す時にロウが垂れますよね。
それが肌に当たってその友人は熱いとハシャイデいるのです。

これはドラマではなく実際にあった披露宴です。

これが直ぐに終わればいいのですが、
何十分と押し問答みたいになり、二時間半の披露宴は三時間まで延長され、
新郎新婦は追加の料金を支払う羽目になったのです。

結婚式に呼ばれて気持ちが高ぶるのはいいですが、
くれぐれもお酒は少なめで、
祝福する気持ちは多めで参加するようにして下さい。

② 披露宴で生き別れになっていたお父さんと再開


これは上の披露宴と違い、感動的な披露宴でした。多分私が参加させて頂いた披露宴の中でトップクラスの今でも印象に残っている素晴らしいものです。


年齢は30代前半だったように思いますが、
新郎と新郎のお父さんは何年も会っていない状態でした。
学生時代にお父さんと喧嘩をしたらしく、新郎が家を飛び出したきり一回も会わないまま10年以上の時が過ぎたのです。

この事は披露宴中は何も公表されず、
普通にケーキカットやキャンドルサービスが行われ、
いよいよ披露宴のオオトリとなる両親への手紙の部分で感動的な演出が行われたのです。

普通は新婦が両親への手紙を読み、最後に新郎が会場への皆さんへの挨拶をし、
披露宴は終了します。

ですが新郎の挨拶の時間が普通よりも長く確保されていたので私も少し変だな?
とは思っていたのですが、上に記載したエピソードを新郎が話しました。
そして会場には父親の姿が。

自分が成長した姿を見せたいという事で、結婚式の招待状を送っていたのだそうです。
お母様は子供の時に亡くなられたそうで、
謝る機会を失ってしまった新郎もさぞ苦労されたかと思います。

このエピソードを新郎が涙ながらに会場の人達に伝え、
お父様を新郎が呼びました。すると凄く照れくさそうにお父様が新郎の元へ。

新郎「今までごめん。これから○○さんと一緒に幸せな家庭作るからいつでも遊びにきて」

新郎父「立派に成長して嬉しい。本当におめでとう。お父さんも悪かった」

セリフはちょっと違うのですが、このような感じで2人は熱く肩を抱き合いながら泣いていました。

普通の披露宴だと新郎が挨拶する時には会場から「がんばれよ!」などと声援が入ったりするのですが、この時は会場全体が静まり返り、すすり泣く声だけが会場に響いていました。
私自身もこんなエピソードがあるとは知らなかったので、
普通に泣いていました。披露宴に参加していた従業員全員が泣いていたと思います。

この披露宴は伝説となり、一緒に働いていた従業員から
本当に良い披露宴だったんだって?という質問をよくされました。
言葉では表現できないですが、
凄い場面に遭遇し、披露宴の仕事をやっていて本当に良かったと今でも思います。

結婚式の披露宴で盛り上がる余興をご紹介


披露宴会場を見ていて盛り上がっているなというのをご紹介します。
仕事でいくつもの披露宴を見ていても、やっぱり鉄板が盛り上がると感じます。
逆に手の込んだ余興をすると滑る可能性が高いので、
本当に良く出来た出し物でないと難しいかな?と思います。
特にコント系などは余興をしている人達だけが楽しそうで、
会場は失笑という事が実は多くあります。

新郎・新婦の取り扱い説明書は鉄板だけど良い


大学時代の友達などが余興として披露します。
会社の同僚だとちょっとチャラいので、同僚だとカラオケやダンスなどが多いですね。
友達にしか分からないような新婦の性格だったり、新郎の性格を紹介し、
新婦と上手く結婚生活を送るための取り扱い説明書などと題し

・ご飯を適度に与える
・時には優しく頭をなでてあげる
・無言の時は機嫌が悪いのでそっとしておく
・寂しがりやで、一人好きなので適度に相手をする
・実は大食いだけど新郎さんの前では我慢しているらしい

などというよに面白おかしく新婦の性格を紹介します。
友達を紹介するというよりも、人間ロボットを紹介するような感じで、
取り扱い説明書として紹介すると成功します。

披露宴会場にはプロジェクターを設置している場合が多いので、
大きな画面に説明書を映しながら説明すると、会場全体が結構な笑いに包まれます。

披露宴の余興として最も多い出し物ですが、
安定して会場は盛り上がっていました。
プロジェクターを使わずにマイクだけで説明をすると、
何を言っているか分からず、出席者は食事に夢中という事もあります。

新郎・新婦の取り扱い説明書を余興とする場合は、
何人かのグループで出す場合が多いのですが、
絶対にやってはダメな事があります。

それは余興をしている人達の中で盛り上がったり、
照れ笑いをして何を言っているか分からないけど、
出し物をしている人達だけ笑ってる。
これは絶対にダメです。
余興をする時に照れ笑いってのが1番会場がしらけます。

会社の同僚の人達が合わせて踊る余興は盛り上がる


新郎側の会社の同僚が行う余興として最も多いです。
五人などのグループでSMAPや嵐などの曲に合わせて一緒に踊る。
歌が始まる前に軽いスピーチをしてから曲がスタートするなど細かな打ち合わせは、
会場に少し早めに行き、スタッフの方に伝えれば設定してくれます。
これは照れ笑いで踊っても、音楽が手助けをしてくれるので、
あまり大きな失敗は見た事がありません。


衣装も合わせて結構本気で踊ると会場にかなりの一体感が生まれます。
私が働いていた時はSMAPの世界にひとつだけの花が最も多かったのですが、
今だと嵐のONELOVEが最も多いかと思います。

友人代表スピーチの記事でもお伝えしましたが、
披露宴での照れは1番面白くないです。
祝福する気持ちと何とか会場を楽しませようという気持ちで、
その瞬間だけは新郎・新婦が主役ではなく自分達が主役という意識で行うと成功します。

皆様の披露宴での余興が成功する事を願っています。

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