コンビニがこれから生き残るために必要なサービスと経営方法を予想


コンビニは今や無くてはならない存在となりました。
都市であれば24時間好きな時に好きな商品を手にする事が出来ます。
しかし今や頭打ちな雰囲気が凄い。何でもあるコンビニにこれから先何が必要なのか?
どんなサービスがあると便利なのか、
消費者の目線で勝手に今後のコンビニ経営を予想してみたいと思います。
理想論が多いですが、温かい目で読んで頂ければ幸いです。

頭打ち感は否めないコンビニ


コンビニに新しく登場したサービスとしてコンビニコーヒーがあります。
どのお店が最初か分らないのですが、私が始めて利用したお店はサンクス。
レジの横にドリップ式コーヒーが置いてあり、良い匂いが店内に広がっている。
このサービスって実はコンビニの匂い対策って事を知っていますか?
「おでん」「揚げ物」「肉まん」などコンビニには強い匂いを発生させる商品があり、
混在しているので独特の匂いを発生させていました。
この匂いをかき消すために登場したのがドリップコーヒーだと言われています。
コーヒーの消臭効果を上手く利用した新サービスですよね。

コンビニコーヒーは便利だけど必要性がない

今年はネットでも話題となり、爆発的なヒットを飛ばしていますが、
恐らく来年には何処かの店舗でサービスを停止するか、
お店のもう少し隅っこへと追いやられるのではないかな?と思います。
私がコンビニでコーヒーを購入したのは数えるほどです。物珍しさから。
確かに安いですし、値段以上の味を堪能する事が出来るのですが、
コンビニには必要性が感じられない。コンビニへ行く目的とコーヒーというのがマッチしていないのです。欲しい商品を24時間直ぐに手にする事が出来るお店だから便利。

コーヒーを直ぐに手に出来るという意味ではマッチしています。
美味しい匂いがするコーヒーを店頭で飲んでいる人を何人見かけたでしょうか?
私は1人か2人程度。理由は簡単で、多くの人が車で行くからです。
徒歩であれば買い物ついでの帰りに歩きながらコーヒーを飲むという方法もありますが、
徒歩で行く人に多いのが学生やご年配の方。あまりコーヒーの需要がない世代です。

出勤前に車の中で朝食を済ませるという方には凄くありがたいサービスだと思うのですが、
私のように車でコンビニまで行き、買い物をして直ぐに帰るという人には必要性がない。
大多数が同じじゃないかな?と思うのです。車であれば値段が少しだけ高くなるが、
陳列されている普通のドリップコーヒーを購入する。利便性と値段に妥協するのだ。

確かに淹れたてのドリップコーヒーの方が美味しい。
車の中で零れないか心配しながら持ってかえり、冷めたドリップコーヒーを飲みたいと思わない。
コンビニ横に落ち着いたワーキングサービスがあれば話は変わってくるが、実際には存在しない。何よりも人件費とサービスの値段が合っていない。
始めてコーヒーを注文する人には説明が必要となる。レジが混む。他のお客に不満が募る。

コンビニスイーツは革命となった

コンビニで今後も定着し、爆発ヒットを続けると予想出来るのがコンビニスイーツ。
昔からスイーツは需要があり、人気の定番商品だった。
しかし問題だったのが値段と購入し辛い雰囲気。そこに革命を起こしたのがコンビニスイーツだ。本当は男性だってスイーツを食べたい。ケーキ屋に1人で買い物なんて絶対に行けない。
そうコンビニスイーツは女性よりも男性に受け入れられているのです。

女性にも当然人気があります。今日は少し会社で嫌な事があったからスイーツを沢山食べてストレス発散。そんな方にコンビにスイーツは最強のパートナーですよね。
沢山スイーツを購入して「フォークは何本にしますか?」という質問に
「「2本でお願いします」と伝えれば全て解決だ。ケーキ屋に入る緊張感もコンビニには全くない。

そしてコンビニスイーツの革命はお値段以上の味わい。これに尽きる。ケーキ屋には負けるが、半値近い値段で十分に満足出来る味を手にする事が出来る。持ち帰るのにも上手く設計された包装がされているので今後も需要はあるだろう。

携帯のキャリアとよく似ているコンビニ


携帯電話会社と言えば「ドコモ」「AU」「ソフトバンク」の三大会社。
コンビニと言えば「ローソン」「セブンイレブン」「ファミリーマート」この三大会社。
最近ではサンクスも凄く勢いがあり、頑張っていると思う。

先ほど上げたスイーツでの革命が大きな要因とはなっていると思う。このブログで同じコンビニが何件も立ち並んでいても売り上げが下がらない理由という記事を掲載して少しバズった事があったが、携帯電話会社と同じ状況になっているのは否めない。

サービスの違いでお客を取り込むしか方法がないぐらいにコンビには消費者にとって重要になり、生活の一部となった。大手に打って出るお店がそろそろ登場しても良いように思う。

斬新で画期的なサービスが必要だ。コンビニ商品を宅配してくれるサービスも登場したが、これは大都会では需要がありすぎ対応しきれない。更に地方では需要がなく、人件費とサービスの値段が合わない。そこで私が考える今後のコンビニ展開としてはズバリ個人商店の競争化だ。

個人経営風のコンビニが普及すればこんな事が


コンビニ経営はフランチャイズ式が大多数だが、これがもっと進化すれば更に便利になるのではないか?と思うのです。居酒屋の常連のようになれば、コンビニの店長と仲が良くなり、昔の商店街のような人と人の繋がりが出来る。少し私が予想できるサービスを掲載してみます。多くの人をターゲットとした商品開発をするのではなく、もっと個人に寄り添ったサービス・商品を提供する事によって結果的には大多数の約に立ち、信頼出来るサービス・お店となる。

お弁当の取り置きが出来るコンビニ

明日は給料日だし、少しリッチな昼食が食べたい。そんな時に美味しそうなお弁当をネットで検索し、クリック1つで購入して翌日にはコンビニに商品が届き、おとり置きされている。今で言うところのアマゾンで購入してコンビニで受け取るという方法と同じ。しかしおとり置きとなると面白くないので、普通の商品と同じようにおとり置き商品が陳列されているのだ。回転寿司の注文商品と同じように一般の人は購入出来ないようにする。するとそのおとり置き商品を目にした人は自分もゴージャスなお弁当を食べたいと思うようになる。そしてサービスを利用する。このお弁当のおとり置きが普及すればコンビニ商品の廃棄問題の改善に大きく繋がる。

ご年配や体が不自由な方のみに対応する宅配サービス

これから日本は更に高齢化が進む。
そして1人暮らしのご年配も増えるだろう。巨大スーパーが当たり前な時代となり、
小売商店が近所に少なくなった。その代わりに急速に増えたのがコンビニだ。
ただし何でも売っているわけではない。そこで登場するのが野菜や鮮魚などを宅配するサービス。

簡単操作のタブレットなどで注文ができるが、
ネット通販で問題になるのが会計処理。

若い世代であればクレジットカードで精算なんて事も容易いが、ご年配の方はこの作業が凄く難しいと思う。その会計処理をコンビニが引き受ける。
そしてご年配の方のみにこのサービスを提供し、宅配で荷物を届け、現金で精算をする。
体が不自由な方にも提供すれば凄く素敵なサービスの完成ではないだろうか?私のように若い世代で体が自由に動く人はスーパーに野菜を買いに行けばいいし、コンビニに車で行けばいいのだ。

コンビニの宅配サービスは全ての人を対象とするから無理に思えるのであって、提供する人を限定してしまえば需要は十分にあるし、社会的にも幸せになる。孤独死なんて寂しい事も少なくなるのではないだろうか?もっと人と社会が寄り添っていかなければならない。

コンビニの立地を活用したサービス提供が鍵


先ほども書いたようにコンビには今や昔の個人商店のような存在になりつつある。
コンビは凄く良い立地条件の場所にある事が最大のメリットでもある。
個人経営では到底購入する事が出来ないような場所であってもフランチャイズ経営にする事で、
良い立地の場所にコンビニを建てる事が出来る。
この立地を活用しない手はないのだ。

商品を売って料金の支払いが出来るだけでは携帯のキャリアと同じように消費者は移動を繰り返す。更にコンビには携帯のキャリアとは違い自由にお店を消費者が選ぶ事が出来るのでこのまま大多数に受け入れられるサービス・商品ばかりを提供していては共倒れとなってしまう可能性もある。24時間経営出来る国なんて世界的見ても珍しい。

深夜のお店に店員が1人や2人で経営なんて他の国では絶対出来ないのだ。
海外の方もビックリするのが24時間営業のコンビニが何処にでもあること。
それだけ日本は安全で安心な国で世界に誇れるべき素晴らしい国なのだ。
日本人の文化に根付いている相手をうやまう気持ち。
日本のサービスは世界的に見ても素晴らしい。しかし今日本に起こっている問題として、人との繋がりの貧しさがある。その中でも高齢化による人との繋がりの無さは深刻だ。

良い立地にあるコンビニが人と人との繋がりを復活させる鍵を握っているように思う。

先ほど上げた宅配サービスもそうですが、
コンビニの立地を借りて他の業種が入ってくると良い結果が生まれそうな予感がする。
例えば介護施設の職員が1人コンビニに常駐すればどうだろうか?
お年寄りの介護はプロフェッショナル。その人がコンビニの商品を宅配してくれる。
日常会話なども楽しむ。コンビニは場所を提供し、宅配サービスの負担を減らす事が出来る。
介護業者は良い立地の場所を借りる事ができ、動ける範囲が広がる。
お互いにウィン・ウィンになる。もちろん顧客管理情報はどうするのか?
異業者が同じ店内にいて仕事はやり難くなるのではないか?など様々な問題はあるかと思います。ですが大多数を対象としたサービスではなく、地域に密着したサービスであれば可能な気もするのです。現在のコンビニフランチャイズは成功している言えます。

しかしこの頭打ち感を脱却するには人と人との繋がりを意識した地域密着型戦略に移行する必要があるのではないか?と感じるのです。

地方のスーパーではご年配の方を対象とした宅配サービスは既に実施されています。
これを全国規模で展開しているコンビニが行なえば社会的に潤うと思わないですか?
コンビニと異業種がタッグを組んで今までにない新しい業種が生まれる。最近私が驚いたのは近所のビデオCDのレンタルショップにカードゲームの販売コーナーが出来ていて、子供たちが対戦する会場が設けられていました。

何とその会場で子供たちが大勢遊んでいます。昔は駄菓子やが担っていたような事をビデオCDのレンタルショップが行なっていた事には驚きました。コンビニ店長がもっと自由な発送でアイデアを出し、それを受け入れてくれるフランチャイズ体制が整うと面白いコンビニが次々に誕生してくるように思います。昔のように子供・大人・ご年配。全ての世代が繋がり、助け合いながら生活できる社会が理想的ですよね。

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