今回のフィギュアスケートは本当にドラマが一杯で、本日行なわれたフリーは生で見ました。やはり私の中で断トツに心に響いたのが浅田真央さん。昔は浅田真央ちゃんという表現がピッタリだったのに、今や立派なフィギュアスケーターとなり、日本を本当に元気にしてくれた。ですがネットの書き込みや、誰とは言わないが政治家までもがショートプログラムの失敗に批判をする。今回感じたフィギュアスケートの疑問点と感想。
本当にこの国は日本なのか？と思う発言
今やツイッターで多くの感想がオリンピックに寄せられる。フィギュアスケートのショートプログラムで浅田真央さんが転倒し、まさかの１６位となった結果に対して「税金の無駄遣い」「日本の恥」などという意見が寄せられ、ネットで話題となった。果たして本当にそう思って意見しているのだろうか？もし私の友達で平気でそういう事を言える人がいるなら、恐らく私は友達を辞めると思います。実際には日本人ではない人が意見を寄せているのだと思いますが、純粋な日本人が発言しているなら凄く哀しい。そして大物政治家のあの発言。もう意味が分らない。
フリーで見せた涙とで出しの表情に鳥肌
今回の浅田選手は気合が凄かった。演技開始までの時間をゆっくり使い、実にその時から滑りは優雅であった。そして音楽が流れる直前の表情が印象的で、最初のポーズを決めた瞬間から凄い演技が見れる予感がした。セリーヌディオンが来日した時のコンサートに行った事があるが、オーラが凄い。スターの存在感と気迫で圧倒されるような感じだ。テレビ越しではあるが今回の浅田真央さんからも気迫と存在感が伝わってきた。後半になるにつれて会場が包まれるように一体となり、ステップの場所では手拍子も。フリーの演技は見ている側も息苦しくなる場合が多いが、今回の浅田選手の滑りは何の不安もなく、氷上を優雅に力強く滑る妖精であった。最後に浅田選手が堪えてた涙を流し、何とも言えない表情をした瞬間に多くの人がテレビの前で涙したでしょう。凄く小さな時からマスコミの重圧に耐え、日本の期待に答え、何もかも全てを背負ってオリンピックの舞台で演技をする凄さ。フィギュアスケートの採点方式や、どの国の人が採点をしているのか公表しない制度に凄く不満はある。金メダルを浅田真央さんが取って引退となればどれだけ美しかっただろうか？そんな事は想像したりもするが、結果がつきもので人生は試練の連続。だけど本当に頑張っている人の努力って心の奥深くに突き刺さるのです。今回のソチオリンピックでメダルは逃してしまったけど、私の中では浅田真央さんが金メダルです。
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