株の投資初心者でも絶対に理解出来る株式市場と投資の仕組み入門編パート1


個人投資家の話や知り合いで株で儲けたという話をよく耳にします。

株投資に挑戦してみたい気持ちはあるけれど、
正直まったく株の仕組みが分からないし、経済がどう回ってるのかすら詳しく理解出来ていない。

このような方は多いのではないでしょうか?

株に関心を持つ事によって日々の経済ニュースの意味がよく分かり、
世界がどのように動いているのか、より理解出来るようになります。

どうして学校教育では株取引を詳しく教えないのか?
と思うほどに実は世の中に出た時に必要になってきます。

株投資を実際に行わない方でも仕組みを理解するだけで見える世界が変わってくるので、
少し長い文章ですが出来るだけ分かりやすく書いたのでお役に立てて頂ければ幸いです。

株の仕組みをまずは理解しよう!


株って普通に生活をしているとなかなか手にする事もないですし、
インターネットで簡単に株取引が出来ると周りが騒いでいても
株の仕組みが分かっていないと参加する事すらできません。

株の仕組みは会社を自分で設立する立場になって考えると分かりやすいですよ。

洋服屋さんをあなたが開くという設定で説明します。

お店を持つにはどうしますか?

まずは物件を探して洋服を仕入れて・・・と目の前の事を考えてしまいますが、
1番大切なのはお金です。物件を探すにも洋服を仕入れるにもお金が必要です。

お金を集める必要があるのです。お金を集めるには?
銀行に行って融資を行なってもらいます。

ですが銀行でお金を借りると必ず期日内にお金を返済する必要がありますし、
利息がプラスされます。

そこで登場するのがです。

「そのお店のコンセプト良いね!投資するよ」と言って頂ける方からお金を融資してもらいます。

融資してもらったら「ちゃんとお金を頂きましたよ」という券をあなたが発行します。

これが株券です。

そしてお金を融資してもらって株券を配布した人達を

株主と言います。

でもこれって株主を集めなくてもお金を直接投資してもらって
後で返せば良いんじゃない?って思いますよね。
でもこれでは恐らく誰も投資してくれないと思います。投資をしてくれる人に何のメリットもないですから。起業する人、投資する人、両方にメリットが発生するのが株です。

起業する人のメリット

・投資して頂いたお金は返済しなくていい

投資する人のメリット

・投資したお店が儲かれば利益の一部を分配金で還元してもらえる
・お店の割引などを受ける事ができる

お店の利益を還元してもらえるお金を配当金と言います。

株券を発行する事によって起業する人、投資する人、両方にメリットがあります。

投資している人にはお店の割引が適用されたり、人気の商品をプレゼントしたり。

これを株主優待と言います。

お店が軌道にのってきて人気が高いお店になったとします。

すると株券をあなたが投資した金額より高い値段で買いますよという人達が出てきます。
このような人達が多くなると投資した時に支払った金額よりも株券の価値が高くなっています。

この株券の値段が株価です。

株は売買する事が出来ます。

あなたが投資した時の株券の値段が千円だったとします。

お店が繁盛して知名度が上がり、
株券を二千円で購入したい。という人が出てきます。

その方に株を売るとあなたは千円の利益を得る事が出来ます。

これが株の仕組みです。

株が売っている場所は何処にあるの?


花屋さんや魚屋さんは築地で商品を仕入れてお店で売ります。
店主がこれは売れると思うものを市場で仕入れてきて、仕入れた値段に
少しプラスをして街で売る。そして利益を出します。

株の築地にあたる場所は何処なのか?

これが証券取引所です。テレビや新聞でよく目にするかと思います。

築地は日本の各地にありますが、証券取引所も日本に何ヶ所かあります。

現在は札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の五大都市にあります。

この五つの中で最も大きいのが東京証券取引所です。
略して東証と表現される事がとても多いので覚えておきましょう。

この東京証券取引所は世界の三大証券取引所と言われています。
いかに日本が経済大国か分かりますよね。

他の二つはロンドンとニューヨークにあります。

株式市場の種類を理解する


魚にもランクがあるように株式市場にもランクがあります。

東京証券会社では1部2部ジャスダックマザーズ
と大きく四つに分類されています。

この1部2部というのはプロ野球で言うところの一軍・二軍と同じです。

ではジャスダック・マザーズは?

これは小さな会社や最近はやりのベンチャー企業が参入する事が出来る市場です。
ベンチャー企業はよく耳にするかと思います。
最初の項目でお話した株券を発行して投資者を募るという方法でお金を集め、

世の中には存在しないようなサービスを実験的に提供したり、商品を開発したり、
小回りが効く少人数で構成されている会社が多くあります。

今や巨大企業となった通販サイトのアマゾンも始まりは、
本を通販で取り扱っていた小さなベンチャー企業でした。
始まりは自宅のガレージだと言われています。

では誰でも会社を設立して株式市場で株を売る事が出来るのでしょうか?

決してそんな簡単ではありません。厳しいチェックがあります。

東京証券会社の1部で株が売れるのはかなりの実績があり、
社会貢献がされている優良企業です。大企業と分類される会社ですね。

まだまだ会社は小さいけれど、株を売って出資者を募りたい。
将来は大きな会社になりたい。という方達のために用意されているのが、
ジャスダック・マザーズという市場です。
まだまだ若い会社が集まっているので新興市場と言います。

話題にもなった「株式会社リブセンス」の社長の村上太一さんは26歳という若さで
東証一部上場を達成しました。これは本当に凄い事です。

東証一部上場と聞くと、会社が持っている株のいち部分を販売した。
という意味に勘違いしそうですが「証券取引の1部に上場した」いう意味ですので
間違わないようにしましょう。

(私は20代前半までそう思っていました(笑)

証券取引所に足を運んでも株は買えません


ここまで読んで頂いた方は株の知識も分かって実際に株を手にしたい気分に
なっているかもしれませんが、東京や大阪の証券取引所に電車に乗って
ワクワクしながら行っても株は買えません。

車で行ったら買えるの?

買えません(笑)

株は証券会社で買うようになっているのです。

再び魚屋さんで例えると、お魚屋さんの店主は築地に行って良いお魚を探し、
セリで他のお魚屋さんと値段勝負をして仕入れます。

自分のお店で購入した魚を築地の値段より少し高めで売る。

これが魚屋さんの商売ですよね。

じゃー魚を食べたいと思っている消費者が築地で買い物をしたら安く買えるんじゃない?

いえ買えません。セリに参加するには免許が必要です。
何より1度に大量に仕入れるからこそ安い値段で販売出来るのです。

街のお魚屋さんと同じようなポジションにあるのが
株が売ってるお店、証券会社です。

証券会社は個人投資家の注文をとりまとめて注文してくれる株取引の
仲介業者のような感じです。仲介をしてくれると言うことは?
そうです。手数料が必要になります。

証券会社に株の売買を注文する方法は

・電話や直接窓口に行って注文する
・インターネットを利用して注文する

という2つの方法があります。

電話での注文は昔の映画にもよく登場していましたよね。
お金持ちの方が新聞を片手に証券会社に電話をして株の売買をする。

でも最近最も多いのがインターネットを利用した株の売買です。

昔は凄く敷居が高く、専門的な知識を持った人しか参加していなかった株取引ですが、
現在は少しの投資金額でも手軽に参加できます。
スマホでも株の売買が出来てしまいます。

インターネットを利用した証券取引は手数料が安いので
初心者の方でも参入がし易く、利用する方が年々増加しているのです。

個人投資家の数が多くなったので株の変動がとても激しいんですね。
おまけにワンクリックで株の売買が出来るのですから市場の取引スピードも当然速くなります。

昔とは比べられないほどに激しい株取引が行なわれています。
もちろん株への投資にはリスクがあります。

次回は「実際にどのようにして株で利益を出すのか」ご紹介します。

>株の投資初心者でも絶対に理解出来る株式市場と投資の仕組み入門編パート2

株の仕組みを理解して経済の動きを勉強しましょう。

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